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F35戦闘機、整備拠点を日本に

自衛隊も次期主力戦闘機として導入するF-35戦闘機の整備を、日本で行うことが正式発表された。

F-35は多くの国がプロジェクトに関わっているかなり大きな計画で、日本やアメリカをはじめ多くの国が導入する見通しだ。

 

日本が整備を担当するのは、自衛隊機分はもちろん、在日米軍・在韓米軍も請け負う見通し。

韓国軍も導入を決定しているが、日本での整備に反発しているため、オーストラリアで整備する可能性もある。

総選挙、自公圧勝。

14日に行われた衆議院の総選挙で、自民公明与党が3分の2以上の議席を獲得し、圧勝した。
しかし今回の選挙はいくつか波乱も含んでいた。

過去最低の投票率

投票率は約52%。前回の衆院選が59%だったので、7%も落ちている計算になる。なぜここまで投票率が下がったのだろうか。
入れる党が無いから、というのが投票しなかった人に多い。それもそのはず、安倍政権からの“奇襲”であったため、各党ともに候補者が間に合わなかった。そのため共倒れを防ぐという理由もあり、民主党だけ、維新だけ、というような小選挙区もあった。
未だに民主党には根強い国民的アレルギーがある。さらに維新みんなの党が分裂、解党などしたため、前回より魅力が低くなったためかと思われる。
そして自民圧勝の報道もあり、どうせ自民圧勝か、という意識も働いたとみられる。

野党大物議員続々落選

野党の大物が次々と落選したのも、この選挙の大きな特徴だった。民主党の党首が議員職を失ったのだ。海江田氏は東京一区に出馬、かなり当選を続けていたものの落選。比例復活もかなわず議員職をあえなく失った。
そして元首相の菅氏も小選挙区で落選した。前回の選挙でもギリギリでの当選だったが、ついに敗れた。しかし比例復活でゾンビ当選。
さらにみんなの党の党首であった渡辺喜美氏も落選。みんなの党が直前に解党し、無所属での出馬となったので、比例枠は無い。
それに対して自民党議員は次々と当選。うちわで問題となった松島氏や、資金問題で疑惑になった小渕氏も難なく当選した。

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これからの安倍政権

この後安倍首相は臨時国会で再び首相に指名され、第3次安倍政権が発足する。来年は集団的自衛権の安保法制など様々な難題が待ち受けている。しかし3分の2を得たことで全ての法律が可決されることになる。安定した政治を武器に、緊急の課題である少子高齢化対策に力を注いで頂きたいと思う。

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若者よ、選挙に行こう

明日はいよいよ衆院選。これから数年間の運命が変わる。もしかしたら、日本が変わる選挙になるかもしれない。

世界では多くの人々が民主的な選挙を求めて闘っている。香港の事件を見て、改めてそれに気付かされた方は多いかと思う。
私達日本人は幸運なことにそれを有しているのである。

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せっかくの選挙である。国民が政治に堂々と文句を言える数少ない機会だ。普段様々な義務を負い、文句も沢山あるだろう。それを大いに国会にぶつけようではないか。

残念ながら私たちの日本の政治家には無能な人間が多い。何が無能かというと、目先のことしか考えていない。自分の目先のこと、この国の目先のこと。
本当にカネを廻すべきは若者、子育て世代ではないのか?もともと破綻していた年金制度。ではなぜ誰も年金制度を大幅に変えてこなかったのか。老人が怒るからだ。これからの日本を背負って立つのは年金世代か?いや違う。若者世代だ。政治に興味を持てとは言わない。関心を持てとも言わない。しかしこれだけは聞いて頂きたい。せめて選挙に行きなさい

一票で何も変わらないと思っているかもしれない。確かにそうだ。面倒だから行かないのだろう。確かに面倒だ。しかし、退屈な人間が当選してしまった方がよほど面倒な人生になるかもしれない。退屈な国家になるかもしれない。たった一瞬のことだ。党の名前と人の名前を書いたら終了。これすら面倒だと言うなら、君の人生も面倒で終わるだろう。

入れたい党がないという人がいる。しかしそれは言い訳にすらなっていない。阿呆丸出しの意見。一番マシな政党を選ぶのが選挙だ。そして民主主義の原則義務を果たす者には権利が生まれる。その権利を行使してこそ民主主義だ。どこの党にも入れたくなければ白紙で投票しても良い。それは立派な意思表示だ。白紙もいやなら立候補しろ。それが民主主義。

とにかく若者が選挙に行かなくてどうする。国の行く末を先のない老人が握るとは可笑しな事だ。なぜそうなるか。若者が選挙に行かないからだ。ひとりひとりの意識が変われば、きっと政治は変わる。生活も変わる。
知っていただきたいのは選挙は自分の人生、生活も左右するということだ

そうだ、選挙行こう。


集団的自衛権とは?

選挙まであとわずかとなっている。自民党優勢の見込みだが、まだわからない。

選挙で大事なのは政策の見比べ。その中でも大きく議論を呼び、考えも多種多様な集団的自衛権についてお話ししたい。集団的自衛権は個別的自衛権と見比べることでよくわかる。

そもそも自衛権って?

自衛権というのは読んで字のごとく、らを利である。
自衛権には大きく分けて二つある。個別的自衛権集団的自衛権だ。集団的自衛権というのは流行語大賞になったりといろいろ騒がれるため、よくご存じかもしれないが、個別的自衛権については実はよく知らないのではないだろうか。

個別的自衛権とは?

個別的自衛権というのは、自らの国を自らの手で衛る権利だ。要するに「自分の身は自分で守る」ということ。
実は個別的自衛権は以前から自衛隊が行使可能な権利だ。考えてみれば当たり前のことだ。日本にいるとどうしても、アメリカに守られている、という意識が強くなってしまうため自衛隊がこれを有していることまで想像が難しい。

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護衛艦 いせ


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アメリカ陸軍

集団的自衛権とは?

いよいよ本題だ。集団的自衛権の考えはみんなの国をみんなで守ろう!という考え。日本の場合だと、日本をアメリカと一緒にまもろう!アメリカを日本と一緒に守ろう!という感じであろうか。
ここで人に例えてみる。まずA君がB君に殴りかかったとしよう。そうするとB君は拳を掴んだり、場合によっては威嚇するだろう。これが個別的自衛権である。
そしてそこにC君が現れる。C君はB君の親友であるため、当然B君を守る。C君も加勢してA君を制止したり、場合によっては威嚇する。
ここでC君が持っているのが集団的自衛権である。

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なぜ騒がれる?

集団的自衛権は時々騒がれたりする。なぜかと言えば国民の意見が真っ二つに分かれるからだ。有識者の間でも意見が割れる。そして最も騒がれる原因となっているのが、曖昧という点。先ほどの例を思い出していただきたい。「C君はA君の拳を制止したり、威嚇する。」と書いた。そこで、どこまでA君にするのか、という事が騒がれる原因となっている。
例えば、アメリカ海軍の駆逐艦海上自衛隊護衛艦が並走していたとする。そこに敵国からアメリカ海軍の駆逐艦にミサイルが迫っている。さて、護衛艦はどうする?ということ。
つまりミサイルを撃ち落とすのか、ミサイルを放った敵を威嚇するのか、その敵を倒すのか、といういくつかのパターンが考えられる。
この基準は無い。もしあれば多様化、複雑化する昨今の軍事情勢に対処できないためと思われる。ソ連の崩壊で敵が分からなくなり、国際情勢は混沌としている。もしきっちりと定めてしまえば、想定外の場合が発生したときに不毛な議論を繰り返してしまうだろう。また想定外の場合の方が多い。
現時点では一見明白に国民の権利が制限される場合とあるが、これが限度なのかもしれない。これが曖昧と批判する人もいるが、具体化するとマズイ部分もあるのだ。
さらに大義が無い戦争に巻き込まれるという批判もあるが、そんな戦争に自衛隊を送り込めば世論が許さない。現時点ではその心配は少なそうだ。
これは最初にも書いたように、意見が分かれる問題だ。選挙の前にもう一度よく考えることをお勧めする。

イスラム国とは?第二回

前回はイスラム国の成り立ちなどをお話しした。前回を先に読まれることを強くお薦めします。

今回はイスラム国の資金源についてだ。イスラム国が世界で最も裕福なテロ集団と呼ばれる理由は何なのか。その理由を探る。イスラム国の資金源はいくつか存在する。一つひとつ説明しておこうと思う。

一般的なテロリストは主にテロなどで資金を稼ぐ。テロで資金を稼ぐというのは想像出来ないかも知れない。その裏側は非常に複雑だ。まずテロを起こさせている人間は誰なのかという事だ。テロというとアメリカ同時多発テロが思い浮かぶと思うが、中東では小規模な自爆テロなどがたくさん発生している。
その小さなテロは一回につき数千万円にも及ぶことがあるという。テロリストにテロを依頼しているのは、反政府の裕福な市民や、アラブの王族などだ。王族などは自らの身に危険が及ばないように他の権力者をテロによって消しているイスラム国もこのような他のテロリストと同じような事で稼いでいる。

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二つ目は略奪。既にイスラム国はイギリスとほとんど同じ面積を手に入れている。この広大な地域にいる住民などから略奪を行ったり、税金を「徴収」しているのである。またこの地域には大量の石油が眠っているイスラム国の勢力内に存在する油田を占拠し、石油を密売しているのだ。これらの油田で獲得できる石油は一日3000バレル程度と言われている。

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三つ目は人身売買。イスラム国はイスラム教の教えを崇拝しているため奴隷制度を容認している。そこをマーケットに誘拐してきた子供たちを売りさばいている。奴隷は若ければ若いほど高く売られている。そして外国人などを誘拐した場合は身代金も得られる

これらの豊富な資金源から強大な力を持つイスラム国は裕福となっている。また、海外からイスラム国へ入隊する外国人も1万人いると推定されている。特にイスラム教の国であるインドネシアからの流出は深刻だ。この間は日本の大学生がイスラム国に入ろうとして逮捕された。さらには石油にも不安が広がる恐れもあるなど日本も他人事では済まないかもしれない

イスラム国とは?第1回

最近何かと問題になっている“中東の暴れん坊”イスラム。一体どういった組織なのか。
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イスラム国というのはイラクとシリアにまたがって活動しているイスラム教の過激派組織イスラム過激派というとアルカイダなんかを思い浮かべる方も多いかと思うが、それらとは違った理念を持っている。

アルカイダなどというのは、どちらかというと反米的な組織。それに対してイスラム国は反欧的な組織その目的はバラバラになっているイスラム教の国々を一つに統合することである。そしてイスラム国は国家樹立宣言も行っているが、当然認めている国は一つもない。下の図はイスラム国が領土であると主張している場所。中東だけではなく、中国のイスラム教圏や、かつてオスマン帝国だったバルカン半島も含まれている

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もともとオスマン帝国という一つの国家だった中東付近。しかし第一次世界大戦前後の戦争などや、欧米の国々で交わされた秘密協定によってバラバラに分断されてしまった。さらにその国境線はヨーロッパ諸国が勝手に引いた線であったため、民族や信教などはお構いなし民族も信教も違うために中東は内線が絶えない。その状況は単一民族国家に住む我々日本人には理解に苦しむ。中東やアフリカの地図を見ればわかるが、直線的な不自然な国境線になっている

そしてイスラム国はヨーロッパ諸国などの秘密協定によってバラバラになったイスラム教の諸国を統一させることを目的として結成された

次回以降イスラム資金問題点についてお話します(^^)

田母神候補、太田国交相と激突

都知事選で立候補を表明した元航空幕僚長田母神俊雄氏。今度は国政デビューとなるのだろうか。

強い人気を誇る田母神候補

猪瀬前都知事の贈収賄疑惑による前回の都知事選挙。突然立候補を表明した田母神航空幕僚長だったが、60万票を獲得して見事四位となった。田母神氏が前回の都知事選挙で強いと感じさせたのは、支持母体が無いのにも関わらず60万票という票を獲得した点だ。そしてさらに凄いのは、田母神氏に投票した年齢層がとても若いということだった。朝日新聞出口調査によると、20代では得票率約24%で第2位。また30代でも約17%で第3位となり元首相細川護煕を上回った。

公明党との一騎打ち、その結果やいかに

今回田母神氏は公明党との一騎打ちとなることが予想されている。ネットを見ていると、都知事選挙ではネトウヨが投票しただけだろ、という憶測が広まっているが、20~30代にネトウヨが20%もいるわけ無いだろうが!と言ってやりたいところである。
次世代の党で注目したい政策は自主憲法制定や、生活保護をフードチケット制にするというものである。私としては改憲については、9条をちょいと曖昧でないものに変えるだけで良いと思う。ただフードチケット制には大賛成だ。しかしみんながみんなフードチケット制にするというのはもちろん反対。怪我など理由があって働けない方、低年金者、シングルマザーなどには大いに生活保護を受け取って頂きたい。私がオカシイと感じるのは生活保護が低年金者の方の年金より低いこと。いままで一生懸命年金を収めた方がなぜ生活保護より低い金しか受け取れない?これはオカシイ。また、生活保護でパチンコや酒を楽しむ者も許せない。
私は政治と結びつく創価学会があまり好きではない。ぜひここで田母神候補に勝ち抜いていただきたい。