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イスラム国とは?第二回

前回はイスラム国の成り立ちなどをお話しした。前回を先に読まれることを強くお薦めします。

今回はイスラム国の資金源についてだ。イスラム国が世界で最も裕福なテロ集団と呼ばれる理由は何なのか。その理由を探る。イスラム国の資金源はいくつか存在する。一つひとつ説明しておこうと思う。

一般的なテロリストは主にテロなどで資金を稼ぐ。テロで資金を稼ぐというのは想像出来ないかも知れない。その裏側は非常に複雑だ。まずテロを起こさせている人間は誰なのかという事だ。テロというとアメリカ同時多発テロが思い浮かぶと思うが、中東では小規模な自爆テロなどがたくさん発生している。
その小さなテロは一回につき数千万円にも及ぶことがあるという。テロリストにテロを依頼しているのは、反政府の裕福な市民や、アラブの王族などだ。王族などは自らの身に危険が及ばないように他の権力者をテロによって消しているイスラム国もこのような他のテロリストと同じような事で稼いでいる。

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二つ目は略奪。既にイスラム国はイギリスとほとんど同じ面積を手に入れている。この広大な地域にいる住民などから略奪を行ったり、税金を「徴収」しているのである。またこの地域には大量の石油が眠っているイスラム国の勢力内に存在する油田を占拠し、石油を密売しているのだ。これらの油田で獲得できる石油は一日3000バレル程度と言われている。

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三つ目は人身売買。イスラム国はイスラム教の教えを崇拝しているため奴隷制度を容認している。そこをマーケットに誘拐してきた子供たちを売りさばいている。奴隷は若ければ若いほど高く売られている。そして外国人などを誘拐した場合は身代金も得られる

これらの豊富な資金源から強大な力を持つイスラム国は裕福となっている。また、海外からイスラム国へ入隊する外国人も1万人いると推定されている。特にイスラム教の国であるインドネシアからの流出は深刻だ。この間は日本の大学生がイスラム国に入ろうとして逮捕された。さらには石油にも不安が広がる恐れもあるなど日本も他人事では済まないかもしれない