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総選挙、自公圧勝。

14日に行われた衆議院の総選挙で、自民公明与党が3分の2以上の議席を獲得し、圧勝した。
しかし今回の選挙はいくつか波乱も含んでいた。

過去最低の投票率

投票率は約52%。前回の衆院選が59%だったので、7%も落ちている計算になる。なぜここまで投票率が下がったのだろうか。
入れる党が無いから、というのが投票しなかった人に多い。それもそのはず、安倍政権からの“奇襲”であったため、各党ともに候補者が間に合わなかった。そのため共倒れを防ぐという理由もあり、民主党だけ、維新だけ、というような小選挙区もあった。
未だに民主党には根強い国民的アレルギーがある。さらに維新みんなの党が分裂、解党などしたため、前回より魅力が低くなったためかと思われる。
そして自民圧勝の報道もあり、どうせ自民圧勝か、という意識も働いたとみられる。

野党大物議員続々落選

野党の大物が次々と落選したのも、この選挙の大きな特徴だった。民主党の党首が議員職を失ったのだ。海江田氏は東京一区に出馬、かなり当選を続けていたものの落選。比例復活もかなわず議員職をあえなく失った。
そして元首相の菅氏も小選挙区で落選した。前回の選挙でもギリギリでの当選だったが、ついに敗れた。しかし比例復活でゾンビ当選。
さらにみんなの党の党首であった渡辺喜美氏も落選。みんなの党が直前に解党し、無所属での出馬となったので、比例枠は無い。
それに対して自民党議員は次々と当選。うちわで問題となった松島氏や、資金問題で疑惑になった小渕氏も難なく当選した。

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これからの安倍政権

この後安倍首相は臨時国会で再び首相に指名され、第3次安倍政権が発足する。来年は集団的自衛権の安保法制など様々な難題が待ち受けている。しかし3分の2を得たことで全ての法律が可決されることになる。安定した政治を武器に、緊急の課題である少子高齢化対策に力を注いで頂きたいと思う。

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